学校現場における精神疾患を抱える先生について

日本の学校教育制度について思うこと 公立学校で、考えさせられることがありました。ほんの少しの手当がでるくらいで、拘束時間を考えるとまったく割に合わない部活動ならびに毎日のさまざまな雑務や生徒指導、そして本来一番大事であるべき教材研究など本当にたくさん仕事があり毎日遅くまで残っている先生や休日がない先生がたくさんいます。勤務していた時に、本当に周りの先生方をみて大変だなあと感じることが多かったです。

その中で、公務員であるからこそ守られている場合もあります。例えば精神疾患の先生です。教諭の場合、精神疾患で病休、休職なったとしてもある年数は身分保証があります。私はその制度自体はとても良いものだと考えています。しかしながら、学校と本人、病院が連携されているようでされていないのが現状です。それゆえに、休職から復帰されても数ヵ月後にまた休職されるケースも多く、またそれを繰り返すという状態がよくあります。

現場で、暴言や物にあたり備品を壊すような先生に対して、職員室では精神疾患を抱えているから仕方ないという雰囲気が当時漂っており、落ち着くのを待つしかありませんでした。また、公的な教員の為のメンタルヘルスの相談に連絡し相談したとしても教育委員会にそこから報告されることがありません。私は、そのような状況を見てもどうすることもできませんでした。一つ良かったことは、生徒に危害が及ぶ前に休職されたことでした。保護者が何も知らないところで、こんなことが起こっていたことをとても怖く感じます。これから改善されることを切に願っています。

関連記事・情報